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アピケア創設者パメラさんの情熱スキンケア

更新日:2021年8月21日

2020年10月21日にアピケア創設者であるパメラさんと面談の機会を持ち、スキンケアに対する考え、今後の方向性、現在に至る経緯などを伺う機会に恵まれました。前回に引き続き、今回も長文です。しかも、写真が少ないです。



アピケアを運営するパメラさんとチャールズさんご夫妻



コロナウィルス感染防止のため、最近は簡単に人に会うことが難しくなりました。これまで何度もメールと電話では連絡を取り合ってきましたが、最近のコロナご時世ではなかなか面談が叶わず、初めての顔合わせとなりました。パメラさんは思ったとおりスキンケアに対して熱く深い思いを持たれており、予想通り商品開発と品質保持には並々ならぬこだわりの頑固一徹、職人さん気質を持ち合わせておられる素敵な大人の女性で、私達の話は尽きることがありませんでした。


コロナのロックダウンが終わり、直接会う機会があったらあれを伝えよう、これを提案しようと書き溜めておいたアピケアの商品を取り扱う中で生まれた不便さ、変更、改善意見をようやく伝えることができました。それは例えばアピ軟膏のネーミングとパッケージ。アピ軟膏はよくよく使用注意を読むと手専用ではないことがわかるが、パッケージに思いっきりハンドクリームと記してあり、容器は持ち運びを想定していないため、どうも人に勧めづらいという不便さがあるから改善して欲しい。ネーミングをハンドクリームから、軟膏、万能クリームなど手以外の箇所に使用しやすい名称へ変更するか、携帯に便利なチューブ式を別の名称で新たに販売開始するかのどちらかを行ってくれると助かるな。いうのが私からの一番大きな要望でした。2つ目の要望はアピケア独特の香り。自然の良い香りなのですが、最近のトレンドは無香料に傾いているため、香りを少なくすることが可能かどうか伺ってみました。


結論から言うと、変更、改善要望はすべて却下。しかもやんわりとかではなく、即答で。さすが、職人さん。頑固です。しかし、27年の長きに渡り、変わらずに続けてこられた仕事に対するプライドには最高レベルの敬意を表したいですし、思いを込めて続けてきたことを変えるのは簡単なことではないことは素人の私にも理解できるから、ま、仕方がないか。と考えて、今回はすぐに矛を収めました。


パメラさんがおっしゃるに、アピ軟膏の独特の香りは天然の蜜ロウに由来しており、手を加えたわけではなく、精製することにより有効成分が失われる。他の香りを発する成分であるラベンダーもアロマ的な狙いはなく、炎症に対する有用性を買ってのことなので分量を減らさない。そしてなにより、彼女にとって受け入れが一番難しかったのは、これまで手のため、かかとのために製造していた用途範囲を顔にまで広げることみたいです。(パメラさん)顔には顔用に開発したスキンケア商品を使って欲しいのだけど。(Kate)その気持は私にもわかります。しかし、顔用商品は私のアトピー肌には弱すぎて効きませんでした。それ以外にも、これまで人生の中でたくさんのスキンケア商品、おそらく500種類以上を試しましたが、ステロイド剤以外で唯一、効果を実感できたのがアピ軟膏だったんです。(パメラさん)それはそうなんだけど、でも、とにかく、この使い方は邪道だよ~。顔には顔用に開発した商品があるのだから。という感じで、これまでメールで何度も話し合っていたことを、ふたたび会話で数回繰り返して笑いました。


副作用や他の問題を引き起こすわけではないのでこのままでも良いのですが、利用者の持ち運びの利便性と、最近の無香料トレンドのことを考えるとやはり、改善してほしいような。とにかく、パメラさんがおっしゃる邪道の根拠は副作用ではなく、どちらかというと、マインドセットの切り替えなので、アピ軟膏のアトピー肌への有効性を認めてくださる時が来れば商品の変更も行ってもらえる気がしています。なんとなく、これから時間を掛けてお付き合いを深めるうちに自然に時間が解決してくれるような、根拠のない自信がないわけでもない私です。


アピ軟膏の商品変更については全く接点を見いだせないものの、それ以外の話題においては私達の考えはほぼぴったり同じでした。例えば、最近の世界的な安全基準の変化、北米、ヨーロッパ、ニュージーランド、日本政府の微妙な温度差に対応する難しさ、はちみつがもたらす人体への有用性、はちみつに関わるワクワク感など。ついでに、お孫さんと息子がかつて通っていた学校が同じということもあり、学校の良い点、不満な点なども驚くほど同じ意見でした。


パメラさんのはちみつを利用した商品開発の面白さのお話はいつまでも続き、私も、息子の学校のお迎え時間という期限さえなければいつまでも聞き続けていたかったです。


アピケアブランドを保有する会社はハニー&ハーブ社。こちらの会社創設者もパメラさんと、夫であるチャールズさんですが、会社名にハーブとあるのでもしかしてと思って聞いてみたところビンゴ!パメラさんはもともと、スキンケアだけでなく、ハーブを使用した食品開発もなさっていたそうです。その頃は自宅の倉庫のようなところで制作活動を行い、地元のパザーなどで販売活動を行っていたが、1993年の産業展覧会で30社近くとの契約を取り付けるというチャンスを得たことが転機となり独立した工房を持つことにしたそうです。当時、ちょうど子育て真っ最中のパメラさん、チャールズさんにとって、工房を持つことは大きな決断となったようで、思い出をいつまでも楽しそうに語ってくださるところから、当時の充実した日々が想像されました。その頃は私の家からほんの7,8分程度の距離であるHillsbroughに居を、家から1分程度の距離であるOnehungaに工房を構えておられたらしく、ここにも不思議なご縁を感じました。


ご夫妻は現在、スキンケアではなく、食品としての新しいはちみつブランド開発の準備を進めておられ、試作パッケージを拝見するチャンスにも恵まれました。女性に受けそうな、なかなかロマンチックなデザインで、商品化が楽しみです。ちなみに、アピケアのシンプルで統一した女性らしい品があるのに無駄のないデザインは専属のデザイナーに任せているそうです。

 

私のアイデアがパメラさんをインスパイアした場面もありました。それは蜜ロウの撥水性を利用したアレルギー対策商品。今はこれ以上お知らせすることはできないけれど、もし開発が計画通りに成功したら世界初の画期的な商品となり、世界中の患者さんから大絶賛されるかも。パメラさんは開発に意欲を見せてくださったので私もできる限りの協力をするつもり。今から成功の日が待ちきれません。



楽しそうに工房内の商品を案内してくださるパメラさん

あーだ、こーだ、そうなの、ああなの、のスキンケア談義が本当に尽きないため、息子のマイクさんがご登場。「あのー、工房もご覧いただいたら?」のご提案により、談話の場所を見晴らしの良いサンルームから工房に移動。しかし、私達の話はまたもや尽きることはなく、これはあーだ、あれはこーだ、それはどうだ、いまこれを開発しているけどどう思う?の話がいつまでも続きました。私は120%アピケアファン。パメラさんはアピケアに120%の情熱を注いでおられるのでいつまでも、いつまでも話が続いてしまう。そうしたら今度は夫のチャールズさんが、「サンプル商品を試してもらったほうが良いんじゃないかな?」と提案。これにより、パメラさんよりこの商品はもう使った?あの商品はまだ使ってないんじゃない?私からはあちらの商品などう使うの?となり、気がついたら山盛りたくさんのサンプル商品をいただくことに。いま、自宅でお風呂上がりにひとつづつ試しているが、肌に合うもの、合わないものいろいろあり、結論、お休み前の私の肌にはかゆみ鎮静ジェルアピ軟膏(調子が良い日は美白セラム)が今のところ一番良いです。まだ使用していない商品がふたつ残っているので今後の実験が楽しみです。


スキンケアサンプルのお土産をたくさんちょうだいしましたが、お土産の嵐はこれだけでは終わりません。最後にまさかの世界最高レベルに希少価値が高く、希少すぎて商品化できないため家庭内消費しているという珍しいはちみつの贈り物をいただきました。これがもう、言葉では表せないレア感で体内アドレナリン200%アップです。


今回も長文となってしまったので詳しくは次回ブログでご紹介します。


次回をお楽しみに!

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