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材料たったのふたつ

酢ジェルリンス
作り方公開します。

石けんでアルカリ性に傾きゴワつく髪を
酸性リンスでサラサラに。

 

所要時間1分

材料費100円のお手軽ケア

材料

  • 酢(おすすめはにおいが少ないホワイトビネガー、楽天などで2リットル800円程度)

  • キサンタンガム(ゼリーなどに使用される食品添加物、東急ハンズの手作り化粧品コーナーやアマゾンで購入可、小袋300円程度)

 

器具

  • リンスを入れる容器

  • ろうと(あれば)

  • 小さじ

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作り方

1.  きれいな容器にキサンタンガム小さじ1~2杯と酢を入れる。しっとり感を追加したい場合はグリセリンを大さじ1~2杯追加。その場合、グリセリン→キサンタンガムの順だと完成時間が短縮される)

2. キサンタンガムに水分が行き渡るまで数秒間容器を振ったり揉んだりして、容器いっぱいまで酢を注ぐ。最初はこんな感じで分離しているが、テキトーに放置しておくといつのまにか粉が溶ける。

3. 粉が溶けてジェル状になったら出来上がり!最初は粉っぽくても大丈夫。1~2日程度待つときれいなジェル状になる。

​注意

● クエン酸水、レモン汁は香りが良いのが利点だが、雑菌が繁殖するため2週間くらいで使えなくなるのが難点。長期保存が可能でおすすめの材料は酢。酢は食品の長期保存に使われるほど殺菌効果が高いため、きれいな容器を使用していれば腐る心配はないが、成分が劣化する心配を避けるため4週間で使い切るくらいの小さめの容器がおすすめ。

 

● ホワイトビネガーにもほんのり酢のにおいがあるが、髪が乾くころには消えてなくなる。消臭効果、殺菌効果があるため頭皮を健康に保つ効果も期待できる。

 

● キサンタンガムの量が足りないとリンスジェル状にならずアトピーの首に垂れてきてヒリヒリする。使用を開始する前にジェル状になっていることを確かめ、もしとろみがたりなければキサンタンガムを追加。溶けにくいが、1~2日程度放置してから容器を振るときれいに混ざりジェル状になる。

 

● 潤いをプラスしたい場合、グリセリンを追加しても良い。キサンタンガムはグリセリンに溶ける性質があるため、まずは最初にグリセリン、次にキサンタンガム、最後に酢の順番で容器に注ぐとすべての材料がすぐに溶ける。順番を間違えても心配なし。容器を振ったり、きれいな箸でかき混ぜて1日程度放置しておけばいつの間にか材料が混ざる。

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Water Ripples

無添加石けん洗髪

酢リンスにこだわる理由

私はこれまで何十年もの間、顔や首のまわり、背中の後ろに原因不明の湿疹、かゆみを患ってきましたが、せっけん洗髪と酢リンス生活を始めたら2、3日でピタっと問題が解消しました。

それにかかる費用と手間はきわめて簡素で安価でした。

 

自分の過去を振り返ってみるとき、それまで何年もの間悩んで様々な医薬部外品、サロン通いに費やしてきたあの時間、手間、辛い思いはいったい何だったのだろうと思います。

​石けんと酢の仕上がりは、化学成分いっぱいのシリコンコンディショナーと比べると素朴ではありますが、髪はちゃんとサラサラになりますし、太陽に当たればちゃんとキューティクルが光りますし、石けんとパーマの相性が悪いことからパーマを止めたら枝毛が全くなくなりましたし、私自身は大変満足しています。

酢はトウモロコシ、米、りんごなどの植物からできた食品ですから安全性が高く、アレルギーの心配が極めて低いことは大きな魅力です。

日本のご家庭では、月のマークとか、ライオンのマークの消臭スプレー、お掃除スプレー剤を利用なさる事が多いと思います。ニュージーランドにもそのような商品が流通していないわけではないけれど、圧倒的に品数が少ないです。それはニュージーランドの家庭では掃除、除菌、消臭、洗濯に酢、重曹、石けんを使うからです。ニュージーランドの酢の使用表示にはドレッシング、漬物、掃除にご活用くださいと書いてあります。そのくらい酢の利用が一般的なのです。また、ニュージーランドでは肉食、牛乳、チーズたっぷりの食生活であるにもかかわらず、アトピーその他のアレルギー疾患を患っている人をめったに見かけません。私は、身の回りの化学物質の量が圧倒的に少ないことがその理由だと考えています。

顔、首のまわりに原因不明のかゆみ、湿疹が出る場合、一度シャンプーとコンディショナーに含まれている化学物質を疑ってみてくだい。もしかしたら、洗髪方法をせっけんと酢に切り替えるだけで改善するかもしれません。同じことが消臭スプレー、柔軟剤などにも言えると思います。

​これまでの試行錯誤の経緯

酢の匂いは髪が乾くころには消えてなくなる

 

米酢、りんご酢など様々な酢で試作を行いましたが、これらは香りが強いため、髪が濡れている間は何となく頭に酢の物、もしくはドレッシングを乗せているような感覚があり、気分ウキウキとは表現しがたい使い心地でした。

 

そのため様々な酢の利用を試みてまいりましたが、今のところ、トウモロコシなどの穀物からできているホワイトビネガーという酢が匂いが薄くて一番使い心地が良いです。

​この文章を読んでくださっている方で、おすすめの酢があればぜひお知らせください!

ヒリヒリアトピー首対策

アトピー肌の人にとって、酢でリンスをする難しさは液体が首に垂れてきてヒリヒリすることだと思います。

 

この問題を解決するために考案したのが、食品を使って安全にジェル状にする上記の作り方です。

 

せっけんでアルカリ性に傾いた髪を、酢で酸性に戻すための作業ですが、ゆっくりとリンスを洗い流してしまうとやはり皮膚がヒリヒリとしみます。洗い流すときは一気にダーッとやりましょう。

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