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どうしても
​かゆいとき

生活パターンの見直しにより、アレルギー物質に触れてしまう確率を下げることは可能ですが、人間が人間社会で生きる限り、その可能性をゼロにすることは不可能です。何かの拍子にアレルギー物質に接触してしまい、その夜、狂わんばかりにかゆい。今夜は寝ながら無意識的に引っ掻いてしまいそうな気がする。そんな夜がどうしてもやってきます。

そんな夜、お金をかけず、手軽、安全に対処する自分なりの方法をご紹介します。かなり強引な方法につき自己責任でお願いします。

​その方法とは塩風呂です。普通の塩風呂ではなく、超高濃度の塩風呂です。使用する塩は安い食卓塩で大丈夫です。天然ミネラル塩と使用感に大差ないですから。

 

ぬるめ(熱いのはかゆみの原因になるからダメ)のお風呂一杯に対して、塩1キロ袋すべて、足りなければふた袋を投入します。傷口に塩を塗りこむようなものですから、最初は涙が出そうなほどしみますよ。でも、そこを通り過ぎる時点でかゆみは消えます。そして驚く程の汗をかくことが出来て、お風呂上りには傷口が乾いて体の皮膚全体がととのっていることに気づかれると思います。即効性があるので、痛いくらいに強めのマッサージが好き、激辛グルメが好き、ワサビのツーンとするのが好き、痛みや辛いのがへっちゃらなタイプの方は試してみてください。慣れると癖になりますよ。

​手軽にかゆみと傷口対策を取りたいときにはマヌカジェルがおすすめです。こちらもハッカ油の作用で最初の10秒くらいはうなり声が出そうなくらいのヒリヒリ感があります。でも、そこを通り過ぎるとかゆみが無くなっていることに気づかれるかと思います。マヌカハニーの修復作用で傷口が早くくっつくという嬉しいおまけつきで、やはり、慣れると癖になります。

​私は枕元にジェルを置いておき、ちょっとでも引っ掻きそうになったらどんなに面倒でもそのつど起きてジェルを塗っています。キッチン、リビング、寝室、ハンドバッグと生活圏内の主要ポイントすべてに準備しておいて、かゆみをちょっとでも感じたら、どんなに面倒でもすぐにジェルを塗ってそれ以上かゆみが進行しないようにしています。

​かゆいときには面倒でもジェルと塗る。この、面倒という感覚がポイントでした。かゆくなると面倒なことになる、引っ掻きたくなると面倒なことになる。この面倒という感覚引っ掻きを行動を無意識から意識行動に引っ張り上げてくれました。

 

この習慣を開始してから引っ掻き癖を卒業することが出来ました。

​物事に初めて取り組むとき、無理だ無理だと思いながら取り組むとたいがい失敗するけれど、大丈夫大丈夫と思いながら取り組むとだいたい成功しますよね。引っ掻き癖の卒業は可能です。ここまで丁寧にこの長文をお読みになっている、辛抱強いあなたならば実現可能ですから、ご自身の生活パターンを見直し、引っ掻き癖の卒業方法を研究してみてください。

海塩
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