運営者Kate紹介
70年代生まれ、広島県出身。
2002年よりスギ花粉アレルギーの心配がないニュージーランドで暮らしています。会社員のKiwiと国際結婚して、オークランドにて中学生の子どもを育てています。幼少時よりアトピー性皮膚疾患がありました。育児では子供にアレルギーが出ないように気を付けています。
アレルギー疾患歴
日本で暮らしていた頃は皮膚疾患だけでなく、2月~5月頃には重度の、9月~10月頃には軽度の花粉アレルギー性鼻炎、卵アレルギーじんましんも患っていました。
ニュージーランドではペット、ほこりによる鼻炎はありますが、花粉で悩まされることはなくなりました。卵も同様で、卵の入ったケーキ、卵料理を好きなだけ食べることが出来ます。卵サンドのおいしさを知ったのはニュージーランドに移住してからです。卵そのものを食べる習慣がなかったため、このことを発見するのに3~4年かかりました。なぜ日本の卵ではじんましんが出るのに、ニュージーランドの卵では大丈夫なのか、未だに理由はわかりません。しかし、たまに帰国の際に卵を食べるとやはりじんましんが出るので、体質が変わったという事ではなさそうです。旅行で春先にフランスを訪れた時、日本と同様のアレルギー性鼻炎を発症したことがあります。これらはニュージーランド移住を決断する大きな判断材料となりました。
ちょっと話が脱線しますが、スギ花粉によるアレルギー性鼻炎でお悩みで海外移住を検討なさっている方はニュージーランドを候補に入れられるといいかもしれません。鼻炎のチェックは現地の空気を思いっきり吸い込む以外に方法が無いかと思います。南半球は季節が真逆のため、日本の秋がこちらの春に当たります。
さて、私のアトピーの症状は良くなったり、悪くなったり、ひどいときにはすれ違う人を振り向かせてしまうほどの状態で日常生活もままならないこともありました。そんな時は学校や仕事を長期で休み、ステロイドの塗り薬と頓服薬で何とかごまかして苦境を切り抜け復帰。という、アトピーの人にはよくある生活を送っていました。学校給食の時間には、クラスで一人だけじんましん対策が取られたおいしくない穀物と梅干という侘しい弁当を持参。そんな状態ですから身長は伸びず、痩せて、幼少期から小学校中学年頃までの食生活は暗く、楽しい思い出がありません。
幼少期にひどい状態だったアトピーは大人になるにつれて落ち着き、一時はちょっと気を付けていさえすればほとんどわからないところにまで回復しました。そしてアレルギーとは関係ありませんが、その頃から太り始めました!若い頃からの夢であった海外移住を決行したのもこの時期です。
ところが幸せなニュージーランド移住生活がひっくり返るほどの原因不明の皮膚疾患に見舞われることが二度ありました。一度目は難産で入院した時、二度目はコロナ騒動です。一度目は生まれたばかりの命を守ることに必死で自分のケアにまでは力が及ばず大変つらい経験となりました。二度目は時間的に余裕があったので二か月待ちのアレルギーパッチテストの名医の予約を取り、皮膚アレルギーの精密検査を受け、原因は病院、公共施設に設置されている消毒噴霧設備であることを突き止めました。原因を突き止めることが出来たとは言えど、当時の社会はコロナ対策一色。人々は必死の形相で消毒液の噴霧につとめられており、この流れは私ひとりの力でどうにかできるような規模ではなく、絶望的に出口が見えない苦悩の始まりが宣言されたようなものでした。
Kate New Zealand設立経緯
そんなくよくよした毎日を過ごしていた時、偶然ニュージーランドの養蜂場が作った軟膏を手にする機会がありました。
それまで何百種類もの保湿剤を試してきて、ステロイド以外で効果を経験したことが無かったため、あまり期待することもなく軽い気持ちで試してみたところ、信じられないほどピタッとかゆみが止まり、その夜は数か月ぶりに熟睡できました。引き続き使用を続けていたら、3日後にはアトピー症状がほとんどわからなくなるほどまでに改善しました。
幼少時からアトピーと花粉症に振り回され続けた毎日。何百種類ものクリーム、軟膏を処方されてきましたがステロイド以外で熟睡できたのは長い人生の中でこの養蜂場の軟膏だけです。軟膏には養蜂場自家製の材料をはじめとした自然の成分のみが使用されており、ステロイド、ヒルドイドはもちろんのこと、化学物質が含まれていません。長く生きていると、こんな不思議な経験をすることもあるのだな。それが最初の感想でした。そのあとじわじわと状況を飲み込むにつれ、驚きが感動に転じ、人生を救ってくれた軟膏は日本未発売だと知った時、この軟膏を日本で私と同じ症状で困っている方々へお届けする’活動を開始することは自分にしかできない使命だ感じ、すぐに行動を起こしました。当時小学生だったITに詳しい息子に教わりながら、2週間で独学でこのサイトを開設し、製造主であるパメラさんの協力を得てサイトの内容を充実させました。価格設定は当時の仕入れ値、DHL国際輸送実費、当時の過去3年間の換金率の平均より割り出し、赤字にならないギリギリのところで設定しました。実はその後仕入れ値、国際輸送が大きく上がり、超円安で換金率も予想外に悪くなり、22年末~23年初めごろは赤字でした。それでも当初の誓いに従い、活動を継続し、値上げもしないことだけは貫きました。その代わり、しばらくサイトの更新を控えて静かにサイトを開設していました。この間もどうしても助けが必要な方々へは軟膏とジェルを届け続けました。幸い、現在は赤字状態を脱した様子ですので再び活発に活動を再開することにしました。
この先どうなるかわかりませんが、いまでは私のライフワークの一部となったこの活動はこれからもずっと続けます。値上げにも可能な限り抗い続けます!
代金の大きな部分を占めるのは国際輸送費です。輸送費は軽くても重たくてもほとんど金額が変わらないため、一度にまとめて注文なさる方がお得です。
日々の暮らし
アレルギー性皮膚疾患の原因がコロナの噴霧消毒設備だとわかって以来、消毒は噴霧ではなく、ジェル、泡に切り替えてほしいとひとり願っていますが、社会運動などは起こしていません。その代わり、消毒スプレーが設置してある設備への出入りを避け、皮膚ケアのため直射日光に当たることも避け、ほとんど家から出ることのない生活をしています。グーグルマップに毎月表示される私の移動歴は自宅→子供の学校→行きつけのスーパー。自宅一点のこともしばしば。たま~に趣味である屋外ガーデニングセンターや、屋外レストランが表示されるくらいで、自分がいかに狭い世界で生きているかの事実の笑ってしまいそうですが、もう、消毒噴霧皮膚アレルギーはこりごりなのでこれでいいと思っています。
ウィルス感染から人を守るための善意から設置された消毒噴霧設備によって日常生活を大きく変えられてしまったわけですが、おこってしまったことはもうしょうがないですし、誰かが良かれと思って善意で設置されている消毒噴霧設備に文句を言ったり、施設ひとつひとつにクレームをつけて回ったり、ウィルス感染を心配して消毒スプレーを公共スペース噴霧する人に苦言を呈してまわるような夢の少ない生き方は嫌です。ですから覚悟を決めて自分の日常生活パターンを根底から見直すことにしました。
目下の課題。それは、自宅を中心にした限られた世界で、どのように日々の暮らしを豊かに、愉快に、学び多く過ごすかという事です。
結論から言うと可能だと思います。
娯楽の面ではため息が出るほど可愛らしい庭づくりを目標に日々手入れを進めているガーデニングを、家庭料理としてはやりすぎなほどに凝った世界の手作り料理を家族にふるまい、世の中から忘れ去られている隠れた名曲を掘り起こして趣味のガーデニングビデオの背景音楽として利用しソーシャルメディア配信、子供のとりとめのない日常話を作業の手を止めて最初から最後までじっくり聞くという案外単純な日々の行動が私の暮らしを愉快にしてくれています。日々の生活を彩ってくれる要素は身の回りの至る所にあふれています。Kate New Zelalandの皮膚疾患活動とは全く関係ない内容ですが、それらの内容をアメブロで公開しております。以前はLineでブログを更新しておりましたが、’2023年にLineの運営方針変更により海外からの投稿、変更が停止されてしまいましたので心機一転アメブロで活動を再開しております。
学びの面では週に一度、地域の日本でいう公証役場のような仕事をするため、近所の自治体派出事務所にボランティア員として出向き、宣誓供述、公的書類の複写承認サービスを提供しています。法務省の指導のもとに行われる公的なサービスですので学ばせてもらうことが多くあります。英語も多少上達したように思いますし、何よりも、正義に仕えるため自身を30年、40年律し続けてこられている先輩グループの仲間に入れてもらえたことが一番の喜びです。この活動を通して、これまで私を現地の人と同じように受け入れた来てくださったニュージーランドの方々への恩返し活動を行うつもりです。先輩方はだいたい80歳くらいまで活動なさっているようですので、このさき20年、30年くらいは続けたいものだと思っています。
日々の情勢にも以前よりも真剣に、正面から向き合うようになりました。毎日、New Zealand Heraldという日刊紙に目を通し、日本のアマゾンオンライン書籍サービスから日本の雑誌、書籍を取り寄せて目を通し、毎日、新しい発見をして、その発見を翌日の生活、趣味、地域活動に反映させています。
昔誰かが言っていて、妙に納得してしまった生き方。Think Globally, Act Locally. 地球規模でものごとを考え、地に足の着いた行動を起こせよ。と翻訳できるかと思いますが、この考え方が私の生活の基本です。
どうしたら世の中が更によくなるのか、どうしたら人はもっと幸せになるのかといつも考えています。アレルギー改善には何をどうすればよいのかという考えもその一部です。必要があれば行動も起こしますし、議論や抗議を始めてしまうこともあります。やめておくのが賢いと知りながらも相手が年長者であってもそれをやってしまいます。かといって、いつも相手を論破できるわけではなく、当然、相手の分があったり、こちらの弁が立たなかったり、英語が未熟だったりで論破されたり、言いくるめられることもあります。
利益のために人の善意や弱さを利用するような思想、精神、ネットワークビジネスの世界は苦手です。どの国にもそのような団体がありますが、日本にはそのような団体の数が極端に多い気がしています。そこには日本の村社会的な文化背景が影響しているような気がしています。現代学術では説明しきれない現象はまだ世界に多くあることは理解しています。しかし、実証を伴わない物事は苦手です。