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執筆者の写真Kate New Zealand

リネンの理念|ミニマル&ナチュラル生活

私は2017年頃よりおおよそ4年間、タオルパイル地をリネン(麻)生地に置き換え日常的に利用するナチュラル生活を実践しています。結論から言うと、麻自然派生活に大満足です。もうタオルには戻りたくない。これからもずっと続けると思います。



きっかけは東京でマナースクールを運営する矢部さんという女性の本を読んだことでした。


確かその本には欧州式のフォーマルなおもてなしの場ではテーブルクロス類は綿や化繊ではなく麻だと紹介されていました。なんでも、きちんとプレスされた麻は上品な光沢があり、手触りもこの上なく極上とのこと。へぇ、そんなものかなと麻を調べ始たところ欧州の古くて格式の高いホテルでは来客用のタオルはお馴染みの綿パイル生地ではなく麻。産地はベルギー、フランス産。ビンテージ麻地にはプレミア価値が付き、欧州では親から子に受け継がれることもあるなど興味をそそられる情報がいっぱい。


そんな目で世の中を見渡してみると、素敵だなと思う先輩女性は綿ではなく麻のドレス、ブラウスを着用なさっていることが多いことにも気が付きました。


麻って品の良い大人の素材という印象が確立しました。


私の品格については表題の通りダジャレ大好きで極上とは呼び難いけれど、麻という素材にものすごく畏敬の念が生まれてしまいまして、それから少しずつ、まずはバスタオルを、その次にふきん、手拭き、寝具カバー類を、そして最近では衣類に至るまで麻素材に置き換えつつあります。


麻生地の生活用品は手触りがよく実用的なのに不思議と豪華な気分にしてくれますのでとても気に入っています。


写真は4年間、家族が毎日使い続けている麻生地のタオルです。10年使用できると説明書き通り、まだまだいい状態です。



実際に4年間家族を巻き込んでパイル地タオル、綿素材の麻置き換え生活を行って発見した利点、不便な点をまとめました。


利点

  • 手触り、使い心地がよく優雅な気分になれる

  • 乾きが早い(経験上3~4倍早いと思う)ので天候が悪い季節にも洗濯物が臭くならない

  • 吸水力はパイルタオル並みなのにかさがパイルの5分の1くらいだから収納に素敵な隙間スペースがうまれる

  • 吸水力そのままで薄いから海水浴、ジム、お泊りバッグにコンパクトに収まる

  • 干すときにパンパン伸ばすだけで品の良いピシッと感が生まれる

  • 生地の強さが綿の2~3倍とかなり強いので長持ち

  • 汚れ、匂いが洗濯機の水洗いのみで落としやすい

  • ふきん、手拭きの場合すぐに乾くのでいつでも洗い立て感を味わうことができる

  • ふきんの場合毛羽立ちがないのでグラス類に嫌な毛羽立ちが残らない


不便な点

  • 麻を知らない人の場合、薄っぺらい綿生地との区別がつかず変な不快感を与えてしまう心配もあるため来客用には不向き

  • 麻を知らない人から薄っぺらい綿生地で体を拭いていると勘違いされることがある

  • 良い状態が長持ちしすぎるため気分転換でタオル模様替えのチャンスが来ない

  • バスタオルとして使用する場合、肌との接地面がパイル地よりも広いため冬場はひんやり感がある

  • 衣類の場合、通気性が高すぎて寒いので冬服には不向き

  • 衣類の場合、ジャケット、スカートなどしわになりやすいので逆にくたびれ感が出る


麻は高級素材で値が張るため普通のタオルの2、3倍の価格と初期投資費用がかかりますが、毎日良い気分で10年間使えることを考えるとお得な投資と呼べそうです。普通のタオルを2~3年使って入れ替えるとすると5年目くらいで原価回収が可能。そこからは節約になりますから麻好きの方にとってはお得な投資と呼べそうです。


こちらも4年間毎日使用しているバスタオル。まだまだ新品同様の状態です。


日本にはそんなにお高くなくて素敵な麻専門店がいくつかありますがそれでもちょっと値が張ります。


もし、ちょっとお試しで使ってみたいけどお値段が気になる場合、この女性がおすすめです。何年も前から麻タオル専門手作り販売を続けておられる香川県在住の人物みたいです。面識はありませんが上等な生地を使用して丁寧に手作りされています。




以上、リネンの理念でした!



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